嫉妬【envy】されるほど美しく――
女性向けウェブマガジン「envy（エンビー）」

「気になるヘアスタイルはあるけれど、本当に似合うのか自信がない……」。ヘアサロンを訪れる前に、こうした不安を抱く女性は少なくありません。また、行きつけばかりでヘアスタイルがマンネリ化、というのもよくあるパターン。そこで、少しでも「なりたい自分」に近づくためのオーダー法についてプロを直撃！

――いま流行のヘアスタイルは？
梅野裕介氏：何と言ってもボブですね。タレントさんや雑誌のモデルさんに最近ボブにする女性が増えています。
田名綱智之氏：エクステで簡単に長さを調節できる時代だから、思い切ってばっさり切る女性も目立っています
梅野裕介氏：ヘアスタイルもファッションと一緒。少しでも流行を取り入れることで、現代風に変身できます。

――希望のヘアスタイルを美容師さんにどう伝えればいい？
田名綱智之氏：好きなタレントさんやモデルさんの写真を提示してもらうのが一番わかりやすいですね。僕たちが知っている人であればあるほど、どういう風にしたいのか理解しやすい。恥ずかしがって、そういった資料を持ってこない女性もいるけど、まずは「どうなりたいか」を明確に伝えてもらうことが重要です。これを踏まえて本人に合ったスタイリングを考えるのが僕たちの仕事ですから。

――他にコツはありますか？
田名綱智之氏：初めてのお客様はその時の服装やメイクが判断基準になります。だから、新しいサロンに行く時は、思いっきりお洒落するよりも、普段のファッションやメイクで行かれることをお勧めしますね。
梅野裕介氏：その一瞬だけ綺麗に仕上がっても、次の日からセットがうまくいかなければそれは失敗。だから、その方の普段のライフスタイルや、髪のセット方法、1週間後、2週間後の長さを想定しながらスタイリングを考えます。美容師とこうしたコミュニケーションを取ることで、より似合ったヘアスタイルが完成すると思うし、何度か通うようになれば、美容師さんにお任せするのもいいと思います。雑誌などのヘアカタログは、最新のものでも基本的に1ヵ月は古いもの。お任せにすることで、少しでも先取りしたスタイルが楽しめます。

――ヘアカラーのトレンドを
田名綱智之氏：最近はメッシュを入れる女性が増えています。全体を染めるよりもダメージが少なく、髪が伸びてきても、色のムラが目立たないためです。
梅野裕介氏：色そのものについてはあまり流行がないので、お好みでいいと思います。赤系は「かわいい」、オレンジ系は「健康的、元気」、アッシュ系は「大人っぽい」イメージに仕上がります。