
今から10年前、大手化粧品メーカーの資生堂が「ノナネール」なる物質を発見しました。実はこれ、中高年特有の「加齢臭」の原因となる物質。男女ともに40歳前後から、チーズや古本、カメムシのような臭いをプ~ンとさせる働きがあります。ところが最近、30歳前後のアラサー女子に、もう1つの加齢臭が迫りつつあるとか。早速envy(エンビー)が、その実態と対策法を調査しました。

5つ以上当てはまる項目があったあなたは、臭いを撒き散らしているかも!?
枕が臭う。
会話中の相手がよく鼻を手で覆う。
汗っかきだ。
1週間分をまとめて選択している。
下着は部屋干し。
歯磨きは朝しかしない。
お風呂に入るのが面倒。
敷布団を干したことがない。
合成繊維の洋服が多い。
緊張するとじわりと汗が……
ときどき歯茎から血が出る。
歯茎が腫れている。
30歳前後になって、若い頃にはなかった臭いを突然自覚した、ということありませんか? それこそアラサー女子を襲う“新型”の加齢臭。三十路を迎えても外見的に美しく若々しい女性が珍しくなくなった昨今ですが、内側の「臭い」が、思わぬ死角となるケースが目立ち始めています。そんな1人にあなたも数えられているかもしれません。さあ、今すぐチェックして!



気になり始めると止まらなくなる加齢臭への不安。でも、アラサー女子なら誰もが同じ悩みを抱える可能性があります。大切なことは、臭いの原因を絶つこと。悲観的にならず、明るく元気に加齢臭対策に取り組みましょう♪

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高カロリーや脂肪の多い食事は皮膚や汗の臭いを作り出しがち。また、洗濯機に洗濯物を溜めたり、布団や枕を干さないでいると、カビや菌が増殖して臭いの原因になります。さらに30歳前後になると、代謝が低下して老廃物が対内に溜まりやすいため、たまにかいた汗から排出されて臭いを放つのです。 | 30歳を過ぎると必然的に女性ホルモンの分泌が低下し始める上、月経前や忙しさからくるストレスなどで女性ホルモンのバランスが崩れがち。こうした女性ホルモンの関係で、歯周病になったり、だ液の減少によって口内が乾き口臭を引き起こしたり、アラサー女性のクチトラブルが増えるのです。なお、喫煙者はさらにそのリスクが高まります。 | |
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高カロリーや脂肪の多い食事は1日1回まで。バスタイムには湯船に浸かり、じんわり汗がにじむまでカラダを温めましょう。寝ている間に出た汗を流すため、朝にもシャワーを浴びると◎。また、洗濯物は溜めることなくこまめに洗い、十分な間隔をあけて日向干しすること。やむを得ず部屋干しする場合は、専用の洗剤を使用して。さらに、定期的に枕や布団を日向干しする、運動により代謝を高めるなど、清潔で健康的な生活環境を心がけることが、アラサー世代の臭い対策に有効です。 |
クチの臭いを自覚しても焦る必要はありません。歯医者さんで定期的に検診を受けて、歯茎や虫歯をチェックしてもらい、必要に応じて歯垢や歯石を除去してもらいましょう。その際、正しい歯磨き指導も受けること。毎日のセルフケアでは、歯茎に赤みや腫れがないかをチェック。もし発見したらすぐに歯医者さんへ。また、女性ホルモンと同じ働きをする「大豆イソフラボン」が豊富に含まれている納豆や豆腐、豆乳などをメニューに採り入れた食生活を心がけて。もちろん食後に必ず歯磨きする習慣を。 | |
臭いに神経質になりすぎると、「自臭症」や「対人恐怖症」といった精神的な病いに発展する可能性も。複数の人から指摘を受けたり、臭いが気になって仕方がないときは、専門の皮膚科医に相談しましょう。 |
歯周病は、毎日きちんとセルフケアを行っていても、痛みなく進行することがあります。また、女性ホルモンを餌とする歯周病菌の増殖も懸念されるので、口臭を自覚したら、まず歯医者さんで検診することをお勧めします。 |
